司電気炉製作所
経年劣化及び試験等によって炉本体の炉壁、炉蓋に浸食等の劣化がみられる。
試験炉の外枠を使用して新しくレンガを積み直しました。 その際、錆などを落としてから下処理を施し、腐食した鉄ワクは新しく加工をしています。
経年劣化によって炉本体の炉壁に浸食等の劣化がみられる。
炉壁の浸食部分を削り落とし耐火物で補修を施しました。 バーナーフィンにこびりついている油と粉末を取り除き、炉壁もスムーズになったことで火の周りが効率的になりました。
経年劣化の為に炉壁が崩れ始め台車との間に隙間ができ、焼成時に風が入るようになってしまっていました。
劣化のひどい箇所を取り除き、新しくレンガを積み直しました。 修繕後はしっかりと扉が閉まり台車との隙間もなくなりました。
電熱線の断線が直接的な要因でしたが、経年劣化によっても昇温しづらくなっていた為、電熱線を張り替えることになりました。
電熱線と断熱ウールを外し、新しい電熱線に張り替えました。 炉壁に断熱ウールが張ってあるので断熱ウールも一緒に張り替えました。
入り口から炉内をみた時に、垂れ下がっている箇所があり、製品焼成の邪魔になっていた。
垂れ下がっていた箇所はパッキンが原因でしたが、炉蓋が痛んでいたので断熱ウールを全面取り替えました。 パッキン部分の取り替えも行い、炉蓋も張り替えたので問題なく焼成できるようになりました。
経年劣化によって、アーチが崩壊。炉床にも歪みが生じている
アーチ部分を取り除き、使用できるところは残して新たにレンガを積み直しました。 炉床の劣化もみられたので炉床のレンガも交換しました。 その結果、レンガ崩壊部分からの火の吹きこぼれがなくなり、燃焼効率が良くなりました。 炉床も平らになったことで窯詰め窯出しが容易になりました。
温度が上がらなくなった窯の電熱線を張り替える修理。