司電気炉製作所
炉蓋の躯体、断熱材等の経年劣化により隙間等ができたり断熱材の剥がれ割れができ、炉蓋が変形した事で締まりが悪くなり作業効率、熱効率が落ちていた。
炉蓋自体を新しく製作しました。炉蓋の閉まりもよくなり作業効率、熱効率もあがりました。
炉枠の歪みによって扉が閉まらず、本体との間に隙間ができていた。 その隙間によって昇温、冷却に影響がでてしまい焼成にバラツキが出てしまっていた。 炉枠も隙間からの水分、ガスの抜けによって腐食がひどくなってしまっている。
変形した枠を削り取り扉を閉まる状態にし、パッキン(断熱ウール)の交換を行いました。 本体と扉の隙間もなくなり、以前のように焼成できるようになりました。
絵付けをされていたのですが、廃業されるということで電気炉はまだまだ現役でしたが・・・ 撤去となりました。 転写貼りの技術継承も不安になります・・・
経年劣化によって炉本体の天井に浸食、破損等の劣化がみられる。 それにより、火が漏れ躯体の劣化につながっていました。
レンガの破損がひどい部分を抜き取り、新しくレンガを打ち直します。 レンガを打ち直した事で隙間がなくなり、灯が漏れ出る事がなくなりました。
炉蓋を支えるボルトが劣化した状態での使用を続けていたために断熱材が自重に耐えられなくなり炉蓋が剥がれ落ちてしまった。
炉蓋の外枠のみを使用して錆を落とした上で、炉蓋の断熱材を新しいものと取り替えました。 断熱材を止める部材の数を多くすることで使用後の垂れを防ぎます。
100Vの電気炉を釉薬のテストができるように200V仕様に改造を行いました。 200V使用にする事で電気容量をあげる事ができ、炉内をレンガで作る事ができるようになったので普段の電気窯に近い雰囲気での試験が可能になりました。
電気炉本体の鉄板が腐食してしまった。
錆を落とした後、腐食した箇所を覆うように新しい鉄板でフタをしました。
経年劣化により炉蓋に亀裂が入ってしまっていました。 炉蓋の錆による鉄粉も気になっている。
新しい炉蓋を製作し古いモノと交換をしました。 新しい炉蓋には鉄粉の落下を防ぐ為に蓋の外周を断熱ウールで保護してあります。 炉蓋にガス抜きの穴を開けてあります。穴があることで抜けきらないガス等を逃がす事ができ、炉蓋の耐久性も上がります!
長期の使用により炉蓋の縮みと割れがみられます。
炉内と接する断熱ボードを一層取り替えました。 しっかりと蓋が閉まるようになり、すきま風を気にせず焼成可能になりました。
水分、ガス等によって扉部分の腐食が進んでしまい扉の締まりが悪くなっていました。
錆を落とし、扉の断熱ウールを取り替えました。 錆を落として再塗装する事で、窯を劣化を防ぐ事ができます。 ウールを取り替える事で、締まりが良くなり隙間がなくなりました。 隙間がなくなる事で焼成時のムラが少なくなります。
使用環境にもよりますが温度差があり、断熱材が破損してしまいました。
熱が直接かかる表面ともう1層、計2層の断熱材を新しいものと取り替えました。 同じ大きさ、素材の断熱材を予備として用意をしましたので、次回からは自己修繕が可能になりました。
炉蓋が蝶番の腐食により開閉が困難になっていました。 モーターにより炉蓋を開閉しているのでモーターとモーターを支えている本体にも負担がかかりモーター故障、窯本体の破損の原因となります。
腐食している蝶番をはずし、新しい蝶番を取り付けました。 蝶番を新しくした事によって炉蓋の開閉がスムーズになりました。
熱電対の保護管が破損してしまい、使用が困難。
今回は、保護管の交換修理を行いました。 熱電対も消耗品ですので、デジタル表示と実際の炉内温度との誤差を感じるような時は熱電対の交換時期かもしれません。
煙突に穴が開いていて、焼成が難しくなっている。 煙突が倒れそうで心配。
煙突のつなぎ込み部分が朽ちていたため再利用する事ができなかったので切断して、新しく箱を作り取り付けました。 穴がなくなった事で煙突の引き込みが変わり、焼成が楽になったようです。
電気炉還元が上手くかからない。
還元孔を増やしました。 孔を増やすことで空気の流れを作り、還元炎をコントロールしやすくしました。
使用状況、頻度により炉蓋が外れ落ちてくる。 炉蓋の外枠と断熱材の隙間から鉄粉が降る。
炉蓋の外枠のみを使用しその他の断熱材を新しいものと取り替える。 隙間を無くすことで鉄粉の落下を防ぐ。